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生姜の健康効果とは!?薬味のおすすめレシピ3つをご紹介

「年中、手足が冷えている……」
「最近、風邪をひきやすくなった……」
「食が細くなってきた……」
と、健康に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「生姜」です。今回は、生姜の健康パワーと脇役になりがちな生姜を主役級に美味しく味わうオススメの生姜薬味レシピを3つご紹介します。ぜひ、あなたの食卓にも生姜をとり入れて、心も体もポカポカな毎日を手に入れましょう!

生姜の健康パワー

生姜の健康パワーの源は、「ジンゲロン」「ジンゲロール」「ショウガオール」にあります。これらは、生姜の三大成分ともいわれ、ピリッとした辛さの素となる成分です。大半は「ジンゲロール」が占めており、そのジンゲロールよりも強い辛みを持つのが「ショウガオール」といいます。そして、「ジンゲロン」は、加熱や乾燥をすることによりジンゲロールから変化してできる成分です。生姜は、食用として料理に使われるほか、香辛料としてカレー粉の原料や、薬としても使用されています。漢方では、胃のむかつき・嘔吐・咳などの症状に用いられているほど、健康パワーを秘めた食材です。こちらでは、生姜の健康パワー3つをご紹介します。

生姜の健康パワーその1 『血流改善!ポカポカ効果』

生姜の辛みである「ジンゲロン」には血行をよくして、体をポカポカと温める効果があります。また、ポカポカ効果を持続するためには、生よりも加熱調理がオススメです。生姜を加熱調理することによって「ジンゲロール」という辛み成分が「ショウガオール」に変化して、体を温める効果がさらにパワーアップするのです。

生姜の健康パワーその2 『クールダウン・殺菌効果』

体をクールダウンさせたいときには、“生”の生姜がオススメです。、風邪のひきはじめにもよいでしょう。また、生の生姜以外にも乾燥生姜も解熱・殺菌効果が期待できます。これは、「ジンゲロン」によるもので、ジンゲロンは、乾燥したり加熱したりすることで多くなるのです。手軽さを求めるなら、乾燥させて粉末状にしたタイプが便利です。粉末生姜は、お湯とはちみつを加えて“生姜湯”などを楽しむことができます。

生姜の健康パワーその3 『食欲増進効果』

生姜には、食欲を進させる効果が期待できます。カレー粉の原料としても使われている生姜ですが、香辛料には胃液の分泌を促す働きがあるのです。食が進まず栄養を十分に補給できていない方は、積極的に生姜を食卓にとり入れてみてはいかがでしょうか。

生姜を使った薬味おすすめレシピ3選

健康効果が期待できる生姜ですが、今回は生姜を使った薬味のおすすめレシピを3つご紹介します。

「食べる万能生姜ダレ」

<材材(作りやすい分量)>

生姜:1パック(約100g)  米油:大さじ1  鷹の爪(輪切り):適量  みりん:大さじ2  酒:大さじ4  しょうゆ:大さじ3  めんつゆ:大さじ1

 

<作り方>
(1).生姜はよく洗い、汚れの気になるところを包丁の背でこそげ取り、みじん切りにする。
(2).フライパンにごま油をひいて<1>を入れて、中火で炒める。お好みで鷹の爪を加える。
(3)<2>に油が回ったら、みりん・酒・しょうゆを加え、弱火にして1分ほど加熱する。
(4)火を止め、最後にめんつゆを加え混ぜる。

★料理のワンポイント★

ご飯のお供や、肉野菜炒めの味付け、「万能生姜ダレ+マヨネーズ」で野菜などのディップに、「万能生姜ダレ+ごま油+酢」でドレッシングに、などアレンジ自在な万能生姜レシピです。

「作り置きOK!さっぱり漬け薬味」

<食材(作りやすい分量)>

きゅうり:1本  大根:150g  塩:小さじ1/2  生姜:1片  大葉:10枚  みょうが:3個  小ねぎ:2本

【a】白だし:大さじ2  酢:大さじ1  砂糖:小さじ2  ごま油:小さじ1

白ごま:大さじ2

 

<作り方>

(1)きゅうりと大根は3ミリの角切りにする。ボウルに入れて塩をもみ込み、ラップをかけ、その上から重しをして30分ほどおく。
(2)容器に【a】の材料を入れて混ぜる。<1>の水気を手でギューッと絞って加える。
(3)生姜はキレイに洗って千切り、大葉とみょうがをみじん切りにして加え、小ねぎは小口切りにして加える。
(4)白ごまも加え混ぜ合わせる。塩味が足りないければ塩で味を調える。

★料理のポイント★ご飯のお供・お刺身・カツオのタタキ・そうめんや蕎麦など様々な場面で活躍します。2~3日ほど日持ちするので、多めに作っておくと野菜料理が足りないメニューの時も重宝する一品です。

「薬味たっぷり!生姜の炊き込みご飯」

<食材(4人分)>

米:2合  生姜:50g  油揚げ:1枚  昆布:3cm角

【a】しょうゆ:大さじ2  みりん:大さじ1  酒:小さじ1  だしの素:小さじ1

【薬味】カイワレ大根・大葉・みょうが:各適量

<作り方>

1.米を洗って20分ほど水に浸しておく。
2.正姜はキレイに洗って包丁の背でこそげ取り、千切りにする。油揚げは縦半分に切って細切りにする。
3.<1>の米をザルにあげ、炊飯器に入れる。
【a】を加え、炊飯器の2合の目盛りまで水を加える。昆布と<2>を上に載せ、炊飯する。
4.カイワレ大根は2cm長さに、大葉は千切りに、みょうがは半分に切って斜め千切りにして混ぜ合わせる。
5.ご飯が炊けたら、ヘラで混ぜて器に盛り、<4>の薬味をのせる。

★料理のポイント★

風味豊かな生姜の香りが食欲を誘う一品。お疲れ気味の時にもおかわりしたくなる美味しさです。後のせの薬味が一層爽やかさを演出します。

まとめ

「生姜は」冷え性や風邪をひきやすい方・食が進まない方の強い味方であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。生姜は、強い健康パワーを持つため、まれにおなかが張ったり、胸がムカムカしたり、下痢などの軽い副作用を感じる人もいますので、ぜひ、今回ご紹介したレシピも参考にして毎日の食事に少しずつとり入れてみてはいかがでしょうか。

 

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