キウイフルーツの健康効果

 

今が旬のキウイフルーツ。スーパーに一番目立つところに陳列されていますよね。キウイフルーツは、その外観からは想像がつかないほど、健康効果が高いフルーツです。甘味と酸味のバランスが絶妙で、唯一無二の味わいが魅力的です。さて、キウイにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか？今回はキウイフルーツの栄養と健康・美容効果を解説します。

 

1. 美肌をサポートするビタミンC:
   • キウイにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは肌の構成要素であるコラーゲン作りをサポートし、抗酸化作用もあります。シミやくすみの原因となる活性酸素を取り除く効果も期待できます。また、ゴールドキウイはグリーンキウイよりもビタミンCが多く含まれています。
2. 高血圧を予防する効果のあるカリウム:
   • カリウムは体の調子を整えるミネラルで、ナトリウムの排出を促し血圧を下げる効果があります。キウイにはカリウムが豊富で、特にグリーンキウイはトップクラスのカリウム量です。
3. 「腸のお掃除屋さん」食物繊維:
   • キウイには水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は便のカサを増やし、有害物質を吸着し排出します。水溶性食物繊維は食後の血糖値上昇をゆるやかにします。
4. キウイ特有成分のアクチニジン:
   • アクチニジンはキウイだけに含まれるタンパク質分解酵素で、タンパク質を分解する働きがあります。生のキウイを使うとタンパク質分解酵素の効果でお肉を柔らかくします。
   • キウイはダイエットにも向いており、美肌や健康維持に役立つフルーツです。

 

【グリーンキウイとゴールドキウイどっちがいいのかしら?】

グリーンキウイは酸味が強いので「すっぱい」と感じる方も多いですね。比較すれば甘みは、ゴールドキウイの方が高いです。グリーンキウイは食物繊維を多く含んでいます。水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の両方を含んでいます。水溶性は便を柔らかくし、不溶性は便のカサを増す効果があり、便通対策に役立ちます。グリーンキウイはカリウムを豊富に含んでおり、高血圧予防にも効果的です。また、どちらもビタミンCを多く含んでいますが、比較すればゴールドキウイに軍配が上がります。ビタミンCは肌の老化を防止する働きがあり美肌にも効果的です。血圧が気になる方はグリーンがおススメで美肌効果を期待される方はゴールドがおすすめ。そして毎日摂ることが重要です。カロリーも低くダイエット中の人にも適しています。

 

【キウイフルーツのビタミンCをレモンと比較してみましょう】

グリーンキウイとゴールドキウイを、『ビタミンCが豊富と言われる「レモン」』と比較してみましょう。

• グリーンキウイ:味は爽やかな酸味と甘味が特徴です。
  可食部100gあたりの栄養素:　　　ビタミンC: 約85mg。
• ゴールドキウイ:　　味は甘く、ビタミンCが豊富です。
  可食部100gあたりの栄養素:・　　ビタミンC: 約161mg (グリーンキウイの2倍近く)

ゴールドキウイ1個のビタミンCは、レモン8個分に相当するほど豊富です。どちらも美容や免疫力アップに効果的なフルーツです。それぞれに健康効果・美容効果がありますね！美肌や健康維持に毎日1～2個摂ることで効果を実感できます。

 

今が旬で、しかも安価で健康効果の高い食材ですから、夕食の献立にも加えてみてはいかがでしょうか?

■キウイドレッシング■

キウイをそのまますりおろして作るフレッシュなドレッシングです。色も鮮やかで栄養も摂れます。
キウイ2個をすりおろし、粒マスタードを小さじ1、はちみつ小さじ2、塩小さじ1/4、オリーブオイル大さじ1を加えてよくまぜて出来上がりです。スイーツ感覚のサラダになりますね。

 

【キウイで柔らか 鶏肉のソテー】

キウイのたんぱく質分解酵素が、鶏むね肉をしっとり柔らかくしてくれるので、とてもおいしくいただけるレシピです! ぜひ試してみてくださいね。

• 材料:鶏むね肉 300g　グリーンキウイ 1個　白ワイン 大さじ1　はちみつ 小さじ1　塩 小さじ1/4　黒こしょう 小さじ1/4　リンゴ酢 大さじ1

■作り方:　キウイの、皮を剥いて潰します。鶏むね肉は厚みのある部分を開いて両面にフォークで穴を開けます。ジップロックなどの袋にすりおろしたキウイと調味料を入れて揉み込み、鶏肉を加えて常温で30分漬けこみます。中火で熱したフライパンにオリーブオイルをいれ、鶏肉を焼きます。焼きあがったら袋に残ったタレをフライパンに入れてソースにし、仕上げに鶏肉にかけます。